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女性がミノキシジルを使うと危険?副作用と薄毛への効果を解説

女性がミノキシジルを使うと危険?副作用と薄毛への効果を解説

ミノキシジルを女性が使うと危険

ミノキシジルの副作用は?

薄毛に悩む女性が増える中、ミノキシジルは多くの方に注目されている薄毛治療薬です。

しかし、女性が使用する際には注意すべき点もあります。

本記事では、ミノキシジルの効果や副作用、特に女性における使用時のリスクについて詳しく解説します。

ミノキシジルを使用する際のポイントを知り、薄毛治療に役立ててください。

治療に関する質問にお答えいたします!

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目次

ミノキシジルとは薄毛治療薬のこと

ミノキシジルとは、AGA治療で使われている治療薬の一つです。

ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、毛髪の成長を促進する副作用が発見され、薄毛治療薬として利用されるようになりました。

外用薬と内服薬があり、毛包に直接作用して毛髪を増やす効果があります。

以下に、ミノキシジルの詳細と使用するときの注意点を解説します。

ミノキシジルタブレットと外用薬の違い

ミノキシジルには大きく分けて、タブレット型(内服薬)と外用薬の2種類があります。

それぞれに特徴があり、使用目的や体質によって選択肢が異なります。

以下に、両者の違いを詳しく比較します。

スクロールできます
ミノキシジルタブレット(内服薬)ミノキシジル外用薬
使用方法口から飲む頭皮に直接塗布
効果の範囲全身の血流改善により、全体的な発毛を促進塗布部分に限定された局所効果
即効性効果が早く出やすい徐々に効果が現れる
副作用のリスク高血圧や心臓への負担、腎臓の影響があり得る頭皮のかぶれや赤みなどが中心
医師の監督必須必須ではないが推奨される

副作用のリスクを抑えたい場合はミノキシジル外用薬をおすすめしますが、効果が局所的で緩やかです。

広範囲の薄毛や、早急な効果を求める場合は内服薬がおすすめですが、医師の指導が必要になります。

自身の健康状態や薄毛の程度を考慮し、クリニックに相談してみましょう。

ミノキシジルは女性の薄毛にも効果がある

ミノキシジルは、女性の薄毛治療においても高い効果が期待される成分です。

毛包の血流を促進し、毛髪の成長サイクルを整えることで毛量を増やす作用があります。

しかし、脱毛症の種類によってはミノキシジルを使用しても効果がない場合があります。

以下に具体例を挙げます。

ミノキシジルで効果がある脱毛症
  • びまん性脱毛症:頭皮全体のボリュームが失われる。
  • 壮年性脱毛症:頭頂部や前頭部を中心に薄毛になる。
ミノキシジルで効果がない脱毛症
  • 円形脱毛症:ストレスなどによって引き起こされる自己免疫疾患。
  • 牽引性脱毛症:同じ髪型を続けることで頭皮に負担がかかり脱毛する。
  • 産後脱毛症:産後の女性ホルモンの変化によって起こる脱毛症。

脱毛症の種類を自身で判断するのは難しいので、ミノキシジルの使用を考えている場合は医師の診断を受けましょう。

ミノキシジルを女性が使うときの禁忌と注意点

ミノキシジルは女性にも効果的ですが、使用にはいくつかの禁忌と注意点があります。

特に以下の場合は注意してください。

  • 高血圧・低血圧
  • 妊娠中・授乳中
  • 市販品を使用する場合
  • アレルギー体質の場合
  • 個人輸入やネットの製品を使用する場合

高血圧・低血圧の症状がある場合

ミノキシジルは血管を拡張する作用があるため、高血圧や低血圧の症状がある人にとっては注意が必要な成分です。

高血圧の人が使用するリスク
  • 血圧をさらに低下させ、めまいやふらつきを引き起こす可能性がある。
  • 降圧剤と併用することで血圧が不安定になるリスクがある。
低血圧の人が使用するリスク
  • 血圧が過剰に低下し、意識障害や動悸などを引き起こす場合がある。
  • 心臓への負担が大きくなり、不整脈や胸部の痛みを伴うケースが報告されている。

内服薬の場合、全身の血管に影響を及ぼし、血圧の変動を引き起こす可能性があります。

一方、外用薬は頭皮に限定された効果を期待するものの、経皮吸収によってわずかに全身に影響を与えることもありえます。

妊娠中・授乳中の場合

妊娠中や授乳中の女性がミノキシジルを使用することは、安全性の観点から推奨されません。

ミノキシジル内服薬は全身に作用するため、胎児や乳児に影響を及ぼすリスクが懸念されています。

外用薬も、成分がわずかに体内に吸収される可能性があるため、完全に安全とは言えません。

妊娠中のリスク
  • 胎児への影響が考えられるため、使用は禁忌とされています。
  • 血圧の急激な変動が、母体の健康にも悪影響を及ぼす可能性がある。
授乳中のリスク
  • 内服薬は母乳を介して乳児に影響を与えるリスクがある。
  • 外用薬でも、長期間の使用で体内吸収が蓄積する場合がある。

妊娠中や授乳中の女性は、赤ちゃんの健康を最優先に考えましょう。

ミノキシジル以外の治療法を検討することをおすすめします。

ドラッグストアなどの市販品に注意

市販されているミノキシジル製品は、簡単に購入できる反面、使用には注意が必要です。

特に男性用の製品を女性が使用すると、副作用が発生するリスクが高まります。

男性用は濃度が5%以上のものが多く、女性にとっては過剰な刺激となるためです。

市販のミノキシジルは便利な一方でリスクも伴います。

購入前には慎重に調査を行い、自分に適した製品を選ぶことが大切です。

アレルギー体質の場合は医師に相談する

ミノキシジルを使用する際、アレルギー体質の人は特に注意が必要です。

ミノキシジル製品にはさまざまな成分が含まれており、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。

外用薬の場合、頭皮のかぶれや発疹、痒みなどの皮膚トラブルが報告されています。

また、内服薬では全身症状としてじんましんや呼吸困難を伴う重篤なアレルギー反応が起こる場合があります。

アレルギー体質であれば、自己判断ではなく医師のアドバイスを必ず受けるようにしましょう。

個人輸入やネットの製品に注意

個人輸入やインターネットで購入可能なミノキシジル製品は、価格が安いことや手軽さから魅力的に見える場合があります。

しかし、安全性や品質が十分に保証されていない可能性が高いため、使用にはリスクが伴います。

個人輸入製品のリスク
  • 偽造品や劣化した製品の可能性がある。
  • 成分表示の信頼性が低い。
  • トラブルが発生した場合、サポートを受けられないことが多い。

ミノキシジル製品は個人輸入やネット購入に頼らず、正規の方法で入手しましょう。

ミノキシジル内服薬と外用薬の使い方

ミノキシジル内服薬と外用薬の使い方

ミノキシジルを使用する際には、内服薬と外用薬で使い方が異なります。

女性の薄毛治療においては、それぞれの特徴を理解し、正しい方法で使用することが大切です。

下記に、内服薬と外用薬の使い方を詳しく解説します。

【女性用】ミノキシジルタブレットの服用方法

ミノキシジルタブレットは、血管拡張作用によって全身の血流を改善し、毛根に栄養を届けることで発毛を促進する内服薬です。

使用時には医師の指導が必要です。

服用方法
  1. 医師の処方に従い、1日1回、決められた時間に服用する。
  2. 水またはぬるま湯で服用する(アルコール類は避ける)。
  3. 他の薬と併用する場合、医師に相談する。

内服薬は全身に作用し高い発毛効果が期待できる一方、副作用が起こりやすいというリスクがあります。

また、内服薬の過剰摂取は心拍数の増加や血圧低下などの副作用を引き起こす場合があり危険です。

服用量を守り、医師のもとで定期的な検査を受けミノキシジルタブレットを使用するようにしましょう。

【女性用】ミノキシジル外用薬の使い方

ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布することで局所的に発毛を促進する治療法です。

女性にとって比較的副作用が起こりにくい方法とされています。

使用方法
  1. 髪を分けて薄毛部分を露出させる。
  2. スポイトやスプレーで適量を頭皮に塗布する。
  3. 指の腹でやさしくマッサージして薬液を浸透させる。
  4. 完全に乾くまで洗い流さない。

薄毛治療に推奨されているミノキシジル外用薬の濃度は、男性は5%ですが、女性には1~2%の濃度が推奨されています。

誤って男性用のミノキシジル外用薬を使わないようにしましょう。

参考:日本皮膚科学会

ミノキシジルを女性が使用した際に起こりうる副作用

ミノキシジルは薄毛治療に効果的ですが、起こり得る副作用は以下の通りです。

  • 女性ホルモンが乱れる
  • 初期脱毛が起こる
  • 頭痛やめまいなどの倦怠感
  • 心臓に負担がかかる

女性の場合、ホルモンバランスや体質の違いにより特有の副作用が見られることがあります。

代表的な副作用を解説し、注意すべき点を説明します。

女性ホルモンが乱れる

ミノキシジルの使用が原因で、女性ホルモンのバランスが乱れる可能性があります。

特に内服薬の場合、全身に作用するため、ホルモンに影響を与えることがあります。

起こりうる副作用
  • 月経不順
  • 肌荒れやニキビの増加
  • 体毛が濃くなる

ミノキシジルは直接的にホルモンに働きかける薬剤ではありませんが、体内での循環や新陳代謝の変化が間接的にホルモンのバランスを乱す場合があります。

内服薬を使用する場合、定期的なホルモンチェックを受けましょう。

ホルモンバランスが崩れることで生活に支障をきたす場合は、使用を中止し医師と相談してください。

初期脱毛が起こる

ミノキシジルを使用し始めた際に、初期脱毛が起こることがあります。

初期脱毛とは、新しい毛が生え変わる過程で、一時的に古い毛が抜け落ちる現象です。

初期脱毛の症状
  • 使用開始後1~2か月以内に抜け毛が増加。
  • 特に薄毛部分で抜け毛が顕著。

初期脱毛が起こる原因は、毛髪サイクルが正常化される過程で、休止期の毛が抜け落ちるためです。

しかし、ミノキシジルが効果を発揮しているサインなので、焦らず根気よく治療を続けましょう。

初期脱毛は一時的な現象であり、後に健康な毛が生えてくるケースがほとんどです。

頭痛やめまいなどの倦怠感

ミノキシジルの内服薬は血管拡張作用が強いため、血圧の変動による頭痛やめまい、倦怠感が副作用として現れることがあります。

血圧が急激に変化することで、脳への血流に影響が及ぶためです。

起こりうる副作用
  • 頭痛
  • 立ちくらみやめまい
  • 全身の倦怠感

対策としては、初めはミノキシジルを低用量から開始し、徐々に用量を増やすことが挙げられます。

血圧が低い場合は特に注意し、副作用が重い場合は服用を中止することを検討しましょう。

心臓に負担がかかる

ミノキシジルは心臓に負担をかけることがあります。

特に内服薬では、心拍数が上がったり、動悸が増加したりするケースが報告されています。

ミノキシジルの血管拡張作用により心臓への負担が増加するためです。

起こりうる副作用
  • 動悸や息切れ
  • 心拍数の上昇
  • 胸の痛み

心臓に持病がある場合や、心臓に負担をかける薬を服用している方は、必ず医師に申告しましょう。

定期的な心電図検査を受け、健康状態を常に確認しながら使用することが大切です。

女性の薄毛にまつわる質問集

薄毛治療においてミノキシジルを使用する女性には、多くの疑問や不安が生じることがあります。

よく寄せられる質問に対してわかりやすく解説しますので、是非参考にしてください。

女性がミノキシジルをやめたらどうなりますか?

女性がミノキシジルの使用を中止すると、発毛効果は徐々に失われる可能性があります。

ミノキシジルは、毛根に直接作用して毛髪の成長を促進する薬剤です。

しかし、効果は一時的なものであり、使用を続けている間のみ効果を発揮します。

特に、薄毛の進行が原因で使用を始めた場合、中止後は再び薄毛が進行する可能性があります。

中止を検討する場合は、医師と相談し、別の治療法を併用するか、徐々に使用を減らす計画を立てることが推奨されます。

ミノキシジルは継続使用が基本ですが、自身の健康状態やライフスタイルに合わせて治療を進めるようにしましょう。

ミノキシジルは腎臓への副作用はありますか?

ミノキシジルは、通常の使用において腎臓に重大な副作用を及ぼすことは稀ですが、注意が必要な場合もあります。

ミノキシジルは体内で代謝され、主に尿として排出される仕組みです。

腎機能に問題がある場合や腎疾患を抱えている場合は、ミノキシジルの使用が腎臓に負担をかける可能性があります。

特に内服薬の場合、全身に作用するため影響を受けやすいとされています。

健康な腎臓を持つ場合は、通常の用法・用量を守れば腎臓に深刻な影響を与えることはほとんどありません。

しかし、不安や疑問を感じた場合には、自己判断せず医師に相談しましょう。

女性が50代で髪が薄くなってきた原因は何ですか?

50代の女性が髪の薄さを感じる原因は、さまざまな要因が複合的に関係しています。

以下に主な原因を挙げます。

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原因症状
ホルモンバランスの変化50代に差し掛かると閉経を迎える女性が多く、エストロゲンなどの女性ホルモンが減少します。ホルモンバランスの変化は、毛髪の成長サイクルに影響を与えます。
加齢による自然な変化年齢を重ねることで頭皮や毛根の血流が悪くなり、髪に必要な栄養素が届きにくくなります。髪の成長が遅くなるため、全体的に薄毛が進むことがあります。
ストレスや生活習慣ストレスや不規則な生活はホルモンの分泌や血行に悪影響を及ぼし、薄毛を悪化させる可能性があります。また、栄養バランスが崩れることで、髪の健康に必要なビタミンやミネラルが不足する場合もあります。
遺伝的要因遺伝も薄毛の一因となります。家族に薄毛の傾向がある場合、50代でその影響が顕著になることがあります。

以上の要因が重なることで髪が薄くなることが多いですが、適切なケアや治療を行うことで改善の余地があります。

ミノキシジルは60歳以上でも使えますか?

ミノキシジルは60歳以上でも使用可能ですが、いくつかの点に注意が必要です。

年齢とともに頭皮や毛根の機能が低下するため、若年層よりも効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

60歳以上の使用において重要なのは、健康状態を考慮することです。

特に高血圧や心疾患を持つ場合は、ミノキシジルの使用が健康に影響を及ぼす可能性があるため、事前に医師の診断を受けることが推奨されます。

さらに、皮膚が敏感になりやすいため、頭皮に刺激を感じた場合や副作用が見られた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

60歳以上の方でも適切な方法で使用すれば薄毛治療を行えますが、無理せず自分の体に合った方法を選ぶことをおすすめします。

まとめ  

ミノキシジルは、薄毛に悩む女性にとって有力な選択肢です。

ただし、使用には医師のアドバイスを受け、自身の健康状態に合った方法で取り入れるようにしましょう。

薄毛治療は長期的な取り組みが必要ですが、正しい知識とケアによって、改善への道が開けます。

さらに詳しい情報や自分に合った治療法について知りたい方は、クリニックに相談してみましょう。

このコラムを監修した医師

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