パントガールは、世界で初めて登場した「女性のための 薄毛治療内服薬」です。薄毛になるメカニズムは、男性と女性では大きく異なります。女性の薄毛治療薬は限られており、内服だけで効果が得られるパントガールの登場は、女性の薄毛治療のハードルを下げました。今回は、このパントガールの効果、副作用、注意点などについてご紹介します。
パントガールとは
パントガール®︎は、びまん性脱毛症や分娩後脱毛症といった女性特有の脱毛症にも効果が期待できます。ドイツの製薬会社で開発され、世界で初めて女性の薄毛への効果が認められた治療薬です。ミノキシジルなどと比べて副作用が少なく、安全性の高さも認められています[1][2]。薄毛や抜け毛は、長らく男性ならではの悩みと考えられてきましたが、同じ悩みを抱える女性も潜在的に多くいました。こうした隠れた悩みに光を当てた画期的な治療薬がパントガールです。
治療効果
当院でパントガールを用いた治療を受けた方の治療効果をご紹介します。
41歳の女性
お子さんに髪の毛が少ないことを指摘されたことと、ご自身も頭頂部の地肌が透けて見えることが気になり始めたことをきっかけに受診されました。パントガールの他、ミノキシジル外用薬、メソセラピー(成長因子+ミノキシジル)を併用しています。写真は治療前と11カ月後の比較です。
治療名 | 12ヶ月治療コース :AGA治療薬(パントガール他内服薬+ミノキシジル外用薬+メソセラピー) |
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治療にかかる費用 | ¥844,800 【モニターをご希望の方はこちら】 |
副作用 | 【パントガール】頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけ 【ミノキシジル外用】多毛、血圧低下、浮腫、頭痛、吐き気、嘔吐、動悸、心拍数の増加、倦怠感、眠気、体重増加 【メソセラピー】赤み、熱感、腫れ、初期脱毛、内出血 ※実際に起こった副作用ではありません。 |
22歳の女性
抜け毛、切れ毛、分け目の薄毛、毛髪全体のボリュームダウンに悩まれて来院されました。シャンプーした時の抜け毛の量が、学生時代より明らかに多くなったと自覚されたそうです。パントガールの他、ミノキシジル外用薬、メソセラピー(成長因子+ミノキシジル)を併用しています。写真は治療前と10カ月後の比較です。
治療名 | 12ヶ月治療コース :AGA治療薬(パントガール他内服薬+ミノキシジル外用薬+メソセラピー) |
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治療にかかる費用 | ¥613,800 【モニターをご希望の方はこちら】 |
副作用 | 【パントガール】頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけ 【ミノキシジル外用】多毛、血圧低下、浮腫、頭痛、吐き気、嘔吐、動悸、心拍数の増加、倦怠感、眠気、体重増加 【メソセラピー】赤み、熱感、腫れ、初期脱毛、内出血 ※実際に起こった副作用ではありません。 |
27歳の女性
切れ毛、抜け毛、分け目周辺の薄毛が気になったとのことでした。髪の全体的なボリュームダウンと、イメージが変わってきたことを実感して来院されました。パントガールの他、幹細胞メソセラピーを実施しています。治療前と6カ月後を比較しました。
治療名 | 12ヶ月治療コース :AGA治療薬(パントガール他内服薬+メソセラピー) |
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治療にかかる費用 | ¥461,120 【モニターをご希望の方はこちら】 |
副作用 | 【パントガール】頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけ 【メソセラピー】赤み、熱感、腫れ、初期脱毛、内出血 ※実際に起こった副作用ではありません。 |
パントガールの効果と副作用
パントガールに期待できる効果と、服用時に注意していただきたい副作用をご紹介します。
どんな効果が期待できる?
主な成分はパントテン酸カルシウム、L-シスチン、ケラチンです。これらの成分が髪の成長を助けることで、髪のハリやツヤを改善する効果が期待できます。ビタミンのほか、たんぱく質やアミノ酸といった成分がベースになっているので、安全性は比較的高いと言えます。
ただし、妊娠中の方や授乳中の方、または12歳未満の方には使用できません。また、スルホンアミド系の抗菌薬を服用している場合は医師に確認してください。
<パントガールの使用方法>
用法・用量 | 1日3カプセル(朝・昼・夕食後に1回1カプセル)を少量の水で服用 – 効果を実感いただくため、3ヶ月以上の服用をお勧めします – 効果を持続し、美しい髪を保つためには、6〜12カ月の長期間、定期的に服用することをお勧めします |
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注意事項 | – 12歳未満は使用できません – 妊娠中の場合は医師に必ず相談してください – スルホンアミド系の薬と併用の際は医師に必ず相談してください (効果が出ない場合は医師にご相談ください) |
<パントガール1カプセルあたりに含まれる有効成分>
成分 | 用量 | 特徴 |
パントテン酸カルシウム | 60mg | ・ビタミンB群の一種 ・副腎皮質ホルモンの合成を促し、ストレスへの抵抗力を高める ・ビタミンCの働きを助けて健康な髪や肌を維持する |
ビタミンB1 | 60mg | ・頭皮の環境を整える |
薬用酵母 | 100mg | ・ビタミン、アミノ酸、ミネラル、酵素等を豊富に含む |
ケラチン | 20mg | ・毛髪の主成分 ・髪、爪、皮膚の角質層を構成するたんぱく質 |
L-シスチン | 20mg | ・ケラチンを構成するアミノ酸として髪や爪に多く含まれる ・抗酸化作用やターンオーバーを促進する作用が見込まれる |
考慮すべき副作用は?
ビタミンやタンパク質を主成分としているので、副作用のリスクは極めて低いと考えられます。ごく稀に、頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけなどが生じる可能性がありますので、そのような場合には速やかに医療機関にご相談ください。
<主な副作用>
副作用 | 頭痛、腹痛、下痢、めまい、動悸、胸やけ |
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そのほかの注意点は?
パントガールに含まれる成分は高温の熱で壊れてしまうことがあるため、低温または常温の水で服用されることをお勧めします。
また、もし飲み忘れた際は1回分を抜かして、次のタイミングから通常通り服用するようにしてください(次のタイミングに2回分飲むなどの調整はしない)。
<その他の注意点>
その他の注意事項 | お湯で服用しない(低温または常温の水で服用) |
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パントガールはどのぐらいで効果を発揮する?
パントガールには、健康な髪を維持する働きがあります。アミノ酸やたんぱく質、ビタミンB群が配合されており、細くなった髪を太くする、弾力のない髪にハリを与える、抜け毛予防といった効果が期待できます。
ただし、目に見える効果を実感するには、通常、服用開始から3〜6ヶ月ほど時間を要しますので、それまでは服用を継続してください(※効果の有無、程度には個人差があります)。この理由には髪の成長サイクルが関係しています。このサイクルの中で、髪の成長が止まっている休止期の細胞が再び活動を開始するまでに、3ヶ月程度の期間が必要だからです。
パントガールの服用をやめるとどうなるか
パントガールの服用をやめると、パントガールに含まれる髪の成長を助けていた成分が取り入れられなくなる分、服用を始める前の状態に戻ります。具体的には抜け毛が増えて、髪が細くなっていくことが考えられます。パントガールの服用後、もし改善効果を実感され、その効果を維持したいとお考えであれば、その間は服用を継続いただくのが望ましいです。
なお、服用の中止をご検討の方は、まずは医師にご相談いただくようお願いいたします。
パントガールを個人輸入や通販で入手するのはやめよう
パントガールは個人輸入でも簡単に入手可能ですが、粗悪品が含まれている可能性があります。品質が保証された薬剤を服用いただくためにも、まずは一度クリニックにご相談ください。そこでパントガールが有効な状態かを確認した上で、医師の指導のもと治療を開始いただければと考えます。
なお当院では、パントガールの他にも、女性向けの治療メニューを多数取り揃えています。ご来院いただいた方とのカウンセリングの結果、パントガール以外の治療の方が適していたということもありますので、薄毛が気になる方は、ぜひ当院の無料カウンセリングをご利用ください。お一人お一人に合った最適な治療法をご提案します。