「おでこに指4本が入る場合薄毛になるというのは本当?」
「指4本分のおでこの広さと薄毛の根拠が知りたいが真偽がわからない」
「おでこに指4本が入ると薄毛になる」というのは、科学的根拠のない都市伝説です。
しかし、昔よりおでこが広くなっているというのであれば対策を早めに取る必要があります。
おでこの広さの他にも薄毛になる予兆は複数あり、以下に該当する場合はおでこの広さが指3本分だったとしても早期の対策が必要です。
- 髪の毛のボリュームが減っている
- 髪の毛が細くなった
- 抜け毛の量が増えている気がする
この記事では、おでこと指4本の広さの都市伝説についての解説や、薄毛になる兆候と対策について解説します。
おでこの広さは薄毛に関係あり?広さの平均と根拠について説明
おでこの広さが薄毛に関係しているという話を聞いたことはないでしょうか。
一般的には、おでこに指4本分のスペースがあれば薄毛の兆候ありと考えられています。
しかし、これは本当なのでしょうか。
ここではおでこの広さと薄毛の因果関係について説明しましょう。
おでこの広さはどれくらいが平均?指の本数で測る方法
おでこの広さですが、一般的に指3本分ほどの広さが平均として知られています。
指を使った測定方法は、親指を除いた4本の指を横に並べておでこに置くだけの簡単な方法です。
前髪の生え際から眉毛まで指何本分かを調べることにより、おでこの広さを測れます。
人差し指、中指、薬指の3本が入れば指3本、これに加えて小指も間に入るようであれば、指4本ほどの広さを持つということになります。
その際、指4本だとその人は薄毛、もしくは薄毛になりつつあると考えられています。
おでこに指4本は科学的根拠なし!薄毛チェックは他の要素を確認することが大事
おでこの広さが指4本分なら薄毛というのは、科学的根拠のない単なる噂です。
人は、指の太さや顔の形状などによっておでこの広さや指の長さは変わります。
そのため、一概におでこの広さが指4本分だったとしても薄毛とは限りません。
しかし、数年前は指3本分だったのに今では4本分になっているのであれば、注意が必要です。
3~4年と、短期間でおでこの広さが広くなっている場合、薄毛になりつつある可能性があります。
その場合、おでこの広さではなく、髪の毛そのものに何らかの影響が起きている可能生が高いです。
薄毛を判断するためのチェックポイント
薄毛の可能性を考える場合、調べるのはおでこの広さよりも髪の毛の状態を徹底して調べましょう。
具体的には、以下の問題が発生した場合、薄毛になりかけている可能性は高いです。
- 抜け毛が100本以上
- 髪の毛全体のボリュームや柔らかさが減っている
- 髪の生え際に産毛が多い
ここでは、この3つと薄毛の関係について説明します。
抜け毛の本数が100本を超えたら薄毛の可能性大?
抜け毛の本数が100本以上の場合、薄毛になりつつある可能性が高いです。
髪の毛は1日あたり50本から100本程度抜けるのが通常の範囲です。
髪の毛はヘアサイクルに沿って成長し、成長を終えたら次の髪に生え変わるため、抜け落ちやすくなります。
その抜け毛の平均料が、一般的な人の場合50~100本とされています。
もし、それを超える本数の抜け毛が毎日続く場合、ヘアサイクルが乱れており、薄毛の初期症状を疑うべきです。
寝起きの枕についている抜け毛の本数やシャンプー、ブラッシング後の抜け毛の数が普段よりも増えている場合、薄毛になりつつある可能性があります。
髪の毛全体のボリュームや柔らかさが減っていると薄毛の兆候
髪の毛全体のボリュームが以前より減ったと感じる場合や、髪が柔らかく細くなった場合は、薄毛の兆候の可能性が高いです。
特に、頭頂部や生え際の密度が薄くなってきた場合は、AGA(男性型脱毛症)や他の薄毛の原因が進行している可能性があります。
AGAはヘアサイクルを乱す脱毛症であり、髪の毛が十分に成長しないうちに生え変わらせてしまうため、細く弱々しい毛が増えるようになります。
その結果、髪の毛が柔らかくなり(軟毛化)髪の毛のボリュームが減って薄毛になってしまうのです。
AGAは数年かけてゆっくりと進行するため気づきにくく、気づけばおでこが指4本分の広さになっていたという状態になってしまいます。
生え際に産毛が生えている場合、ヘアサイクルの乱れを警戒
生え際に産毛が増えてきた場合、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。
ヘアサイクルが乱れると、生え変わりの際に産毛のような細い毛ばかりが生えてくる状態になり、見た目にも薄毛が進行しているように見えます。
これもAGAによる症状の一つです。
AGAの他にも生活習慣の乱れによる頭皮環境の悪化も関係しているため、睡眠不足や栄養の偏りがある場合は早期の改善が必要です。
薄毛は早めの対策で進行を遅らせやすくなる
抜け毛の量が増えていたり、髪の毛のボリュームが減ってきていたりした場合、早めに薄毛の対策を行いましょう。
薄毛の進行を防ぐためには、早期の対策が非常に重要です。薄毛が進行しきる前に適切な対処を行うことで、改善や予防の可能性を高めることができます。
ここでは、薄毛対策の基本を説明します。
専門医のカウンセリングで薄毛の原因を調べてから対策しよう
薄毛対策のはじめは、専門医からカウンセリングを受けましょう。
薄毛の原因は遺伝や生活習慣、ストレスなど多岐にわたります。
そのため、自己判断での対策だけでは不十分な場合が多いです。
専門医のカウンセリングを受けることで、自分の薄毛の原因を正確に把握し、それに基づいた適切な治療が可能です。
専門のクリニックでは、頭皮や毛根の状態を詳しく調べる機器を用いた診断を受けられる場合もあり、信頼性の高い対策が期待できます。
使用しているシャンプーや生活環境の見直しで薄毛のリスクを減らせる
頭皮環境は、シャンプーや生活環境の見直しで改善できます。
日常的に使うシャンプーが頭皮に合っていない場合、薄毛が進行するリスクを高める可能性があります。
シャンプーの中には洗浄力が強すぎて頭皮の保護に必要な皮脂も洗ってしまう場合があります。
一般的に、洗浄力が強いシャンプーは「高級アルコール系シャンプー」と呼ばれるものです。
高い洗浄力を持ち泡立ちもよいのですが、頭皮の皮脂が少なかったり乾燥したりしている場合は高い洗浄力で帰って頭皮に負担を与えてしまいます。
以下の成分が含まれていると高級アルコール系シャンプーですので、薄毛が気になる場合は注意しましょう
- ラウリル酸ナトリウム
- ラウレス酸ナトリウム
薄毛対策は、低刺激で頭皮環境を整える成分が含まれたシャンプーを選ぶことが大切です。
また、生活環境の見直しも重要です。
喫煙や飲酒、睡眠不足といった生活習慣が薄毛の原因となることもあるため、健康的なライフスタイルを心がけましょう。
AGA治療薬を服用することでAGAは改善できる
診断の結果AGAだった場合、自然治癒や生活環境の見直しだけでは治療が難しいので、AGA治療薬を使用します。
AGA治療薬には、進行を抑えたり、発毛を促進したりする効果があります。
例えば、フィナステリドやミノキシジルといった医薬品は、多くの臨床試験で効果が確認されている治療薬です。
なお、これらの薬はネットでも購入できますが、副作用のリスクもあります。
したがって服用する際は、医師の指導のもとで行いましょう。
- 血管拡張による高血圧
- 肝機能障害
- 頭髪以外の体毛増加
など
まとめ
この記事では、おでこの広さと指の本数の因果関係や薄毛の改善方法について紹介しました。
おでこの広さが指4本分だと薄毛というのは科学的根拠はありませんが、ここ数年でおでこが広がっている場合、薄毛が進行している可能性があります。
そのため、おでこの広さを定期的に測るのは薄毛対策としては効果が期待できます。
もし、おでこの広さが数年の間から短期間で指3本から指4本になっているとしたら、早めにクリニックに相談しましょう。